情・変・他・先
願いの伝道者
叶わないと分かっていても、語り続ける
ジャン=ジャック・ルソー
1712年〜1778年(ジュネーヴ/フランス) / 比べる心が、鎖になる
「人間は自由なものとして生まれた。しかし、いたるところで鎖につながれている」
— 『社会契約論』第1篇第1章
他人の目に映った自分を、自分だと思い込んでいないか。
意匠:鏡を手にしているが、映っているのは他人の顔
この人はこう考えた
ルソーは自己愛を二つに分けた。ひとつは自分を大切にする素朴な感情。もうひとつは他人と比べて優位に立ちたいと願う虚栄心。人を苦しめるのは後者のほうだ、と彼は言う。「自然に帰れ」とは山に住めという話ではなく、比較から降りて、自分本来の姿を取り戻せという意味だった。
入口になる本
本命
社会契約論
ルソー/桑原武夫・前川貞次郎 訳(岩波文庫)
「鎖につながれている」の一文が、どんな話の始まりだったのかが分かる。
本命
人間不平等起源論
ルソー/本田喜代治・平岡昇 訳(岩波文庫)
人が人と比べ始めた瞬間に何が起きたのか。SNSに疲れた人ほど刺さる。
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