理・変・他・先
静かな革命家
声を荒げずに、世界の前提を疑う
ハンナ・アーレント
1906年〜1975年(ドイツ/アメリカ) / 立ち止まって、問え
「彼を時代最大の犯罪者の一人にしたのは、愚かさではなく、思考の欠如だった」
— 『エルサレムのアイヒマン』
みなが歩き続ける中で、彼女だけが足を止めて問うた。
意匠:群衆がみな同じ方向へ歩く中で、一人だけ立ち止まっている
この人はこう考えた
ナチスの大量虐殺を実行したアイヒマンを傍聴した彼女が見たのは、怪物ではなく「命じられたことを疑わずにこなす、ごく普通の役人」だった。悪は特別な悪意からではなく、立ち止まって考えることをやめたところから生まれる。「本当にこれでいいのか」と問い直す時間だけが、それを防ぐ。
入口になる本
本命
エルサレムのアイヒマン
ハンナ・アーレント/大久保和郎 訳(みすず書房)
「悪の凡庸さ」がどこから出てきた言葉なのかを、自分の目で確かめられる。
本命
人間の条件
ハンナ・アーレント/志水速雄 訳(ちくま学芸文庫)
「労働」と「仕事」と「活動」の違いを知ると、自分がいまどれをしているのかが見えてくる。
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