情・変・己・今
衝動の開拓者
説明は後でいい。まず飛ぶ
ジャン・コクトー
1889年〜1963年(フランス) / 欠点を、磨け
「公衆が君を非難するところのものを育てたまえ。それが君自身なのだ」
— 『職業の秘密』
人が欠点と呼んだ場所を、彼は金で縫った。
意匠:服の傷や継ぎ当てを、あえて金で縫ってある
この人はこう考えた
詩、小説、戯曲、映画。どの分野でも一流でありながら、どこにも属さなかった人。彼は「人に批判される部分こそが、あなた自身だ」と書いた。直されるべき欠点に見えるものが、実は他人と替えのきかない印であることがある。まず見つけて、探すのは後でいい、という順序で生きた人でもある。
入口になる本
入口
ぼく自身あるいは困難な存在
ジャン・コクトー/秋山和夫 訳(ちくま学芸文庫)
自分の欠点や生きづらさを、直す対象ではなく素材として見る目つきが手に入る。
本命
恐るべき子供たち
ジャン・コクトー/中条省平 訳(光文社古典新訳文庫)
閉じた世界で生きる者の美しさと危うさが、そのまま書かれている。
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